2月7日 稲葉サチ子さんから

1月24日 『倶会一処』

これらの2004年のHPもご覧下さい

 2001年10月十勝川温泉にての同期会でした。
同期会の返事もハガキではなく直接電話できました。
 「ご主人と一緒に行く」とのこと、病んでいた事は後日友達より知らされ吃驚しました。
返事もギリギリまで待って、体の調子を見ていたのでしょうね。
ご主人が付き添っていらしたことも後で理解ができました。

 振り返ってみると〜お会いした時は、とても元気そうでいつもと同様に対応しておりました。
来る数日前にブローチを作られ、女性へのプレゼントに手土産まで持って来てくれました。
 宴会場のことです、恵子ちゃんの言った言葉が今でも忘れることが出来ません。
それは小学校6年生の時の恩師に対しての一言、「私は佐藤先生の一言によってとても元気になれ
とても嬉しく、今でも感謝しています」(その時は佐藤慶寿先生は都合が悪く欠席)との事でした。
私だけではなく、会場にいらした方々もきっと心に強く残っていることと思います。
そして私たちに対しても「こうして来られたのも皆さんのお陰と・・・」感謝されました。

 翌日、お兄様が迎えにこられ、観光するということでご夫婦は一足早く帰られました。
その時は、次回札幌でと約束をして全員玄関で見送り、きっと再会出来ることを信じておりました。
残念ながら翌年の5月22日ご逝去の知らせを受け愕然としました。
いまでも、友人とあの時の同期会を振り返っては、いつも出る言葉が「とてもいい顔で・・・最高の笑
顔だったよね・・・」です。
私たち幹事も、「本当にやって良かったね。きっと恵子ちゃんが後押しをしてくれたんだよ〜〜」と、
語りつつ・・・。

そこで私たちの誇りでもあります、駒ヶ嶺恵子さんの沢山ある遺作品の一部ではありますが、ご紹介
したいと思いました。
尚、冊子6冊ほど有りますので、故郷「上士幌町図書館」に寄贈したいと思います。
ぜひ故郷上士幌に帰省されたさいにご覧いただければ幸いです。       稲葉サチ子

〈恵子さんの同期会での思い出〉

カニシャコバ
 photo 福島茂美

2005.12.14

旧姓川村恵子さん

稲葉サチ子さんからのお便り

『エコール・ド・パリ最高芸術勲章に輝く!』
               紙粘土作品をとくとご覧下さい

亡き駒ヶ嶺恵子さんの遺作に思いを寄せて・・・

会場はユネスコ国際遺産のの法王庁宮殿

カンヌ国際芸術祭

アヴィニョン百芸祭

Art Journal/4ページにわたり、「北海道・河東郡上士幌町・郷土と作家 駒ヶ嶺恵子」
がご主人の短歌と奥様の故郷「上士幌町」と共に作品、風景写真が掲載されている

「希望」

『第4回日本芸j術選奨大賞』
工芸部門大賞

「喝!」

「労働の終わり」

「ヤンチャな子供たち」

「収穫」

「ゆかいな夫婦」

「似たもの夫婦」

「たより」

農婦の語らい

「オーイ、遊ぼう」

「ネー、ママッ」

出品された作品
「バッグ・パイプ奏者」

『薫風祥瑞芸術賞』受賞作品

「けまり」

亡き妻の故郷の地図を広ぐれば
        共に行きたる山川の見ゆ

ゆったりとくらげのような白雲が
         流れてぞ行く妻の故里

空高く昇りて小さくなりてゆく
       十勝平野の朝の熱気球

新緑の中に出でたる標識は
        右は帯広左は富良野

訪ぬればダリヤ真赤に咲きいでて
         心寂しも妻の生まれ家

白樺の新緑萌ゆる道に沿ひ
         我がバスは行く妻の故里

駒ヶ嶺 泰秀

妻の故里を詠める

喜々として我を案内し眺めたる
         鈴蘭の丘いかにあるらん